顔にニキビ跡を残さないための対策
「顔にニキビ跡を残したくない」と考えるなら、自分のニキビの状態がどの段階にあるのかを把握して、
しつかりとニキビ対策を行うことが大切です。
ニキビの進行状態を把握する
- 第1段階⇒微小面皰(びしょうめんぽう・・・ニキビができる1歩手前
- 第2段階⇒「面皰」めんぽう ・・・白ニキビ、黒ニキビ
- 第3段階⇒「丘疹」きゅうしん(硬い隆起)「膿疱」のうほう(内部に膿がたまった皮膚表層の隆起)…赤ニキビ、黄ニキビ
- 第4段階⇒「嚢腫」(のうしゅ)・「硬結」(こうけつ)・・・ いわゆる「しこりニキビ」
の4つの段階に分けられます。
1段階目・微小面皰(びしょうめんぽう)
ニキビができる1歩手前
2段階目・面皰(めんぽう)
日本ではニキビの原因である角栓を指します。
角栓とは、毛穴につまった皮脂や角質が毛穴を塞ぎ、皮膚が小さく盛り上がった状態になることをいいます。
ニキビが進行する第一段階がこの面皰(コメド)なのです。
3段階目・膿疱(のうほう)
膿疱とは、炎症ニキビなどとも呼ばれています。
丘疹が悪化して、さらに炎症が進んだ状態です。毛包壁が壊れ、毛穴につまっていた内容物が皮膚の内部で周囲に漏出します。
そして、炎症が広がっていき化膿した状態となります。
「丘疹」きゅうしんとは?
皮膚が腫れ、膨らんで小さく盛り上がった(直径5ミリ以下のもの)状態のことで、これはまだ炎症の初期の段階で、炎症がさらに進むと膿疱とよばれる大きな赤ニキビへと進行していきます。
4段階目・嚢腫(のうしゅ)
嚢腫(のうしゅ)は、ニキビの末期段階です。
この段階になると幹部に触ってはいけません。
もし、つぶしてしまうと皮膚組織が壊されてクレーターのようなニキビ跡が残ってしまいます。
ニキビの進行を抑えるには、普段からの肌のスキンケアや生活習慣が重要となります。
ニキビの跡を残さないための生活上の注意
毛穴がつまることがにきびのもとになりますので、適切な洗顔は大事です。
化粧をしたら、夜には必ずよく落とさないと毛穴をつまらせる原因になります。
規則的な生活のリズムやバランスのとれた食生活も、ホルモン、皮脂腺の分泌によい影響を与えます。
日常生活
日常生活では、ストレスや睡眠不足が言われていますが、軽減するのは実際にはなかなか難しいと思われます。
食事では、高脂質・高カロリー食はにきびを悪化させるということは言われています。
これは皮脂の材料となる動物性脂肪を摂りすぎない、また糖質を摂りすぎても皮脂分泌を高めるためです。
逆に、ビタミンの豊富な緑黄色野菜、便秘を防ぐための食物繊維などを摂るのはにきびによいとされています。
スキンケア・化粧品
スキンケアでは洗顔が大事になってきます。
ただし、必要以上に行うべきではなく、1日2回程度で十分とされています。
乾燥するようならば保湿をしてください。
クレンジングで化粧は落ちますが、クレンジング剤そのものが残っていた場合はにきびを悪化させてしまうことになります。
なので、クレンジング剤を使用した後に洗顔をおすすめします。