ステロイド軟膏の離脱症状について

ステロイド剤をやめたら悪化、どうしたらいいか分からない

ステロイド剤は、塗って皮膚症状が良くなっている間はいいのですが、そのうちにだんだんと効かなくなってきます。

悩む
最初は弱いステロイド剤からだんだんと強いステロイド剤に替えていくと、また皮膚症状は一時良くなってきます。
でもそのうちにステロイドの強度も上がり、それでも皮膚症状が治らなくなると、もうお手上げです。

塗っても治らないからとステロイド剤をやめてしまうと、いっきに皮膚症状が悪化してきます。
長期ステロイドを使用されている方は、その分症状も激しく出てきます。

くすりのファインでは、この離脱時にどうしたらいいかわからずに相談される方が多数いらっしゃいます。

なぜ離脱症状がでるの?

なぜステロイドを止めると離脱症状が出てくるのでしょうか?

長期間、ステロイド剤を塗り続けていくと(副腎皮質ホルモンを外から与えること)
体内にある副腎は、外からのホルモンに頼るようになり、その機能を低下させ(副腎が委縮してしまう) 自分の身体で副腎皮質ホルモンを産生しなくなります。

つまり自分の力で炎症を抑えることができなくなってしまうために、離脱症状がでるのです。

離脱期を乗り切るには

自分の副腎機能を早く正常に戻すことが大切です。

ステロイド剤に頼った副腎が、普通の人と同じような働きを取り戻すまでに必要な期間を「離脱症状期」といいます。

 

副腎の回復期間は、ステロイドを使用した期間(使用量、蓄積量)に「比例して起こります。

通常は3ヶ月から9ヶ月が目安となります。
ステロイドの離脱症状はどのように起こるのでしょうか?

ステロイド離脱症状とは

ステロイド軟膏を中止して、早ければ翌日から、遅くとも3日~1週間前後に、顔から全身の皮膚にかけて赤く腫れだし、じゅくじゅくと黄色い汁が出て、ものすごい痒みにおそわれます。

人によっては2~3週間で一時良くなる場合もありますが、通常は1~2ヶ月はつらい状態が続いていきます。

その後いったん良くなったように見えてきますが、これは今まで体の中に蓄積されたステロイドが使用されているために 、一時的に炎症が治まっているだけなのです。

この時に自分の副腎機能が回復していなければ、その後蓄積されたステロイドが減ってきて、症状が再発してしまいます。

通常は離脱症状が二度繰り返されれば、三度目は出ないか、出てもすぐ終わるものですが、時としてその後も弱い離脱が3~5回繰り返す場合も見られます。

離脱状態が一度で終わるのと、2~5回繰り返すのは、それまでのステロイドの使用状況、そのほかの薬の使用状況、生活習慣、その時々の体調の状態などで変わってきますので、何とも言えません。

離脱の時によく聞かれることが、

「どうして今までステロイドを塗っていないところにも、症状がでるの?」ということです。

ステロイドを塗り続けていくと、皮膚から浸透して血液の中に入り全身に運ばれていきますので、体のほかの場所にもステロイドが蓄積されていきます。そのために全身症状が出てくるのです。

離脱期に怖いのは感染症

離脱期は皮膚の免疫力も低下しており、また皮膚表面が傷だらけになっています。
この時期には感染症にならないように気をつけなければいけません。
特に多い感染症は

  1. カポジ水痘用発疹(ヘルペスウイルスによる感染症)
  2. 黄色ブドウ球菌
  3. 連鎖球菌

などです。
※「ステロイドを使うと言われたとき」順天堂大学医学部膠原病内科教授 橋本博 編集 より参照

感染症にならないために、正しいスキンケアを行って下さい。

 

アロエベラスプレーステロイドの離脱症状期、何もしなければ、つら~い毎日を過ごすだけ・・・

もし離脱を頑張って乗り越えたとしても、アトピー体質を改善したことにはなりません。

ステロイドの離脱

3ヶ月後一時的にきれいになる

副腎皮質ホルモンの中で、ステロイド剤に使われている「糖質ホルモン(コルチゾール)」は 生命維持にとって不可欠な大切なホルモンです。

身体は急激なホルモンの消費状態、又は何らかの原因による欠乏状態に対応するために血液中に
「CBG(コル チゾール結合グロブリン)」

ステロイドというものを持っています。
このCBGには血中におけるコルチゾールを一時的に捕らえ「貯金」をしておく働きがあります。
身体 がコルチゾールの慢性的な欠乏症に陥った時、この貯金を解いて血中にコルチゾールを放出します。

最初の離脱期をクリアして回復期に入ったかにみえた人の中には、このCBGの貯金を使うことにより一時的に症状を回復させています。

しかし副腎が回復したわけではないから、貯金を使い果たしてしまえば再度の離脱症状はさけられません。

治っ たと思って無理な生活を再開すると、又アトピー性皮膚炎の症状が悪化します。

風邪の病みあがりに無理をすると風邪をこじらせやすいのと同様です。

再び副腎 機能の低下による離脱症状が出てきます。

どんな軽症者でも身体の異常状態を正し、正常な機能に戻し、さらに定着させるためには最低2年が必要です。

 

 

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