思春期にアトピーが悪化する?

思春期アトピー悪化

思春期のアトピーの原因とスキンケア方法

アトピーの原因

  • 親の過保護、干渉→管理主義→病気を悪くする。自立させること、自分で物事を判断し行動できる事。
  • 化粧品を初めて使うとき、普通の人の肌の10倍の刺激があると思った方がいい。

※一般の化粧品は敏感肌か肌が弱い人。
※アトピー性皮膚炎の肌は肌質が異なっている。

スキンケア

①アトピー性皮膚炎の人は、デリケートな皮膚です。手のひらでそっと洗うようにして下さい。
(体の中で一番敏感なところは陰部、そこを洗うようにやさしく洗ってください。)
※アトピー性皮膚炎の方は、タオルでこすっても湿疹になりやすい。もともとアトピー性皮膚炎の皮膚は乾燥しています。

皮脂が少ないだけでなく、構造が弱くスカスカで、すきまから有害物質が侵入しやすい。このすきまに本来なら細胞間脂質(セラミド)がきっちりつまって皮膚の水分を保ち、細菌やその他の異物が入りこまないようにガードしています。セラミドは水に溶けるので、お湯につかったりシャワーを浴びただけで流れてしまいます。セラミドを作りにくい体質です。

②洗いすぎない。天然の沐浴剤を使うとあまり体を洗わないでもすみます。
※洗剤や石けんが皮膚についたら十分にすすぎ、洗い流す。

③肉よりをたっぷり食べる。

④皮膚の保湿を高めるカルシウム、鉄分、亜鉛などミネラルをとる。

⑤適度な運動をし、汗をかく。

セラミド

①アトピー性皮膚炎の人は細胞間脂質(特にセラミド)が普通の人の半分ぐらいしかない。

セラミドは酵素の働きを仲立ちにして、皮膚の中で合成されますが、遺伝的な酵素(スフィンゴミエリナーゼ)異常があるため、セラミドがうまく作れなくて、炎症を起こしやすい別の物質ができてしまう。skin002
※アトピー性皮膚炎が起こる根本的な原因はアレルギーでなくセラミドの少ない皮膚です。セラミドは、ヒアルロンサン配合の美容液が皮膚にやさしい。

シャンプーに気をつけること。

③皮膚をきたえる→角質を厚くする(日光に当たる事で角質が出きる)。
※日光は自然エネルギーです。皮膚に免疫力をつけてくれます。
◎湿疹がある場合はIgEが高く、治ればIgEはどんどん下がる。

入浴はアトピー性皮膚炎の治療法

入浴剤は天然の殺菌効果のあるもの、また保湿成分のあるものを使用すること。
②入浴後の肌はいっきに乾燥するので、保湿成分の入ったものを使う方が良い。
③入浴後は水分が膨張しているので、その間に殺菌効果のあるもの、セラミドを十分うるおす保湿成分のある化粧水を使う。
カタライザー+銀河水→ホホバオイル
※天然の入浴剤を使用して、保湿剤を塗布すると塗布する前の50倍の効果がある。
※保湿を高める入浴剤→一番安全なのはスパエナジーです。

おすすめ商品も合わせてご覧ください。

石けん

①マイルドな石けんを使う。薬用の石けんは使用しない(バリアが壊れているのでばい菌は怖いが、普通の石けんで十分である)。
プラティーン、コギトESソープ
※スキンフローラと呼ばれる細菌が住んでいて、バランスを保っていてくれる。殺菌剤でこのバランスを崩すとかえって細菌に感染しやすい。
②セラミドや角質のタンパク質など皮膚にとって大事なものを洗い流すのはよくない。
③肌にあわない石けんは使用しない。弱酸性がよい。
※ヒリヒリした刺激がないこと。
※肌が赤くならないこと。

シャンプー法

①顔や首、手の湿疹が悪化してなかなかよくならない。
※シャンプーには想像以上に強い洗浄力があり顔を下に向けるとシャンプーはどんどん顔に流れてきます。

リンスも主成分は界面活性剤で、いったん皮膚に吸着するとなかなか取れません。

「あとですすげば大丈夫」は健康な皮膚の人です。

健康な皮膚の表面は弱酸性に保たれているので、化学物質の害を防げます。

アトピー性の皮膚に洗剤がつくと元の弱酸性の皮膚に戻るのにかなり時間がかかります。

できればリンスは使わずにシャワーでよくすすぐこと。
※低刺激性のシャンプー プラティーン、コギトESソープ

なるべくローションを中心に保湿する

①年令の高い人の皮膚は、アトピーの皮膚の人と同じ角質のセラミドも少なく、バリア機能が低下しています。
低刺激に作られているのです。
②化粧品のパッチテストを行ってから使用する。
※アトピーの人の石けんやクリームは、まず陰部に使用して刺激がないことを確かめる。
体が一番敏感な部分に塗って大丈夫なら、顔に塗っても大丈夫。
※洗顔後、カタライザー+銀河水→AMPローション

思春期でのアトピーの食べ物

かゆくなる食べ物
※サリチル酸化合物を含む食べ物→りんご、いちご、トマト、なす、竹の子
※ヒスタミンを含む食べ物→ほうれん草、竹の子、トマト、なす
※油っこいもの→肉類、炒め物、ステーキ、とんかつ
油脂に熱を加えると過酸化脂質になるから、皮膚を刺激して炎症反応を起こす。

良い食べ物
※植物油、チーズ、ヨーグルトに溶けている脂質。
これらは水に溶ける脂肪酸。人体に欠かせない必須栄養素が含まれていて、加熱しなければ、かゆみを起こさない。
※魚やごまは皮膚のバリアを強くする。背の青い魚は皮膚をしっとりさせる。
脂肪酸供給源、いわしをたっぷり食べると皮膚のカサカサはかなり改善される。
※肉を食べるときはあぶら抜きしたり、赤身ところを網焼きに。水炊きなどの鍋物や鶏肉の酒蒸しなどもおすすめしたい調理法です。③食物アレルギーは少ない。

④仮性アレルギー(かゆくなる食べ物)で悪化する。

⑤アトピー性皮膚炎の患者さんは、まともに食べていない人が多い。

亜鉛や鉄分が不足すると皮膚は弱くなる。
※1日3回バランスの取れた食事をしないと鉄分(貝、ごま等)や亜鉛(ごま、かき等)、カルシウム(小魚、豆腐等)など微量栄養素が不足してしまう。微量栄養素は皮膚細胞の営みに欠かせない。貧血や亜鉛欠乏症は、皮膚がカサカサになり髪の毛が抜けたりします。

⑦アトピーの人の中には肉は絶対に食べない、玄米食、無添加食品にこだわる、といった極端な食事制限をしている人がいます。そんなことよりも大切なのは、普通の食事をしながら健康を保つこと。
◎1日3回栄養のバランスを考えた食事をすることを心がけてください。

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