陰部湿疹から脱出するために
陰部湿疹は「たかが湿疹」とたかをくくっていると、慢性化してなかなか治るのは難しい 皮膚病です。
素人目では、湿疹なのか、タムシなのかを見分けるのも困難ですし、間違った薬を使用すると かえって陰部湿疹は悪化していきます。
長期ステロイドを塗り続けていると「ステロイド皮膚炎」に移行する場合もあるために、 早めに対策を講じて治していく必要があります。
陰部湿疹になる方は、遺伝的な体質、免疫力の低下により、いろんなものに過剰に反応したり、炎症を抑える力が弱ったりして一時的に湿疹が治っても繰り返し再発してしまいます。
ステロイドや抗真菌剤を塗っても良くならなかったし・・・
もうどうしたらいいかわからない・・・
でも、あきらめないで下さい!
私どもは、皮膚病でお悩みの方の相談を受けて35年、今まで1,000人以上のお客様からの 「お喜びの声」を頂いております。 世間では、アトピー性皮膚炎や陰部湿疹等の、なかなか治らない慢性皮膚病に関する情報が氾濫しており、さまざまな民間療法(化粧品やボディソープ、シャンプーなども含めて)や漢方薬、サプリメント等があります。
ほとんどの方が、「何をやっても治らない」「本当にどうしたら治るのだろうか」と疑心暗鬼になられています。 そういった方々からのたくさんの「お喜びの声」を頂くまでに至ったのには、35年という月日から得ることができました裏付けがあるのです。
どうすれば陰部湿疹から脱出できるの?
陰部湿疹治療に頑張って、ステロイドも長期塗ってきたけど、治らなかった。ステロイドの副作用も怖いし、脱ステロイドで治し
てみよう、とステロイドをやめてみる。
でも、脱ステロイドだけでは陰部湿疹は治らなかった・・・
「タムシ」かもしれないと思って、抗真菌剤に変えて塗っているが炎症は治まらないし、痒くてたまらない!
痒いから、またステロイドのお世話になるという悪循環にもなりかねません。 ステロイドや抗真菌剤を止めるためには、
悪化させないためのスキンケア等、その人にあった対策が必要となってきます。
しかし脱ステロイドだけでは、長年こじれてきた陰部湿疹は治らないのです。
ステロイドを塗り続けた陰部湿疹には離脱症状がでて、感染症を併発し、ますます悪くなっていき、またステロイドのお世話になるという悪循環にもなりかねません。 脱ステロイドを行うには、悪化させないためのスキンケア等、その人にあった対策が必要となってきます。くすりのファインでは、陰部湿疹から脱出するための対策法を提案しています。 陰部湿疹から脱出したら、また再発しないようにすること。
そのためには体の中と外の両面から強くしていきます。
陰部湿疹対策【3つの基本】
① 体の中から→「免疫システム」の働きを正常に戻す。
② 体の中から→「皮膚」のさまざまな症状を緩和する。
③ 体の外から→「皮膚」の炎症や痒みなどに対する適切なスキンケアを行い、皮膚を修復していく。
この3つの対策が「陰部湿疹対策法」の基本となっています。
陰部湿疹対策【6つの実践法】
① 腸管免疫を高めます。
② 活性酸素を取り除きます。
③ 糖鎖栄養素を補います。
④ 天然の安全な強酸性もので殺菌していきます。
⑤ 傷んだ皮膚を修復します。
⑥ 温泉入浴を行います。
~陰部湿疹対策法の実践について ~
① 腸管免疫を高めます
陰部湿疹は、悩んだり、イライラしたり、また疲れたり睡眠不足が続いたりすると悪化することが知られています。 慢性の皮膚病はどれもそうですが、免疫が低下することにより皮膚免疫も低下して炎症が強くなります。免疫細胞の70%は腸でつくられています。私たちの腸管は食べ物が消化・吸収する器官であると同時に口から入り込む病原菌やウイルスから身を守る体内の最大の免疫器官でもあります。 腸管は侵入してくる病原微生物やアレルゲンなどの異物に絶えずさらされています。 これらの異物から身を守るために発達した腸管の働きが「腸管免疫」です。 腸管免疫が高まると、皮膚の免疫機能も高まり、陰部の雑菌なども排除していきます。 まず「陰部湿疹対策法」の一番は、腸内細菌のバランスを整えることにより腸管免疫を高めて、皮膚の抵抗力をつけることです。
②活性酸素を取り除きます
まず相談に来られて多いのは、「ステロイドを長期塗り続けてきたけど、今まで治っていたのが、いよいよ治らなくなった」ということです。ステロイドはコレステロールから合成されますが、ステロイドを長く使っていると、これが酸化コレステロールに変わり、血管壁や皮下に溜まります。 この酸化コレステロールが溜まると交感神経を刺激して活性酸素が多量に発生します。活性酸素は組織を破壊してしまうために、いろんな病気の原因と言われています。 陰部湿疹の炎症や黒っぽくなった色素沈着も活性酸素が原因です。 「陰部湿疹対策法」の二番目は、この活性酸素を取り除くことです。活性酸素を取り除くことにより、皮膚の炎症や痒みが楽になっていきます。
③ 糖鎖栄養素を補います
今話題になっている糖鎖栄養素。 ノーベル化学賞受賞の田中耕一さんも、研究されているのですが まだお聞きになられたことのない方も多いかもしれません。人間の身体は約60兆個の細胞でできています。 糖鎖はそれら一つひとつの細胞から産毛のように伸びている鎖状に連なった物質のことで、8種類の単糖類から構成されています。糖鎖はアンテナのような働きをしていて、その先端が触れることで情報を取り入れてそれが何者なのかを判断しているのです。数人に送るはずのメールを間違えて登録している全員にメールを送ってしまい、返事が全員から戻ってきて対応できなくなることに似ています。 またメールの内容が特定の人向けだったので、その他の人に間違った情報を与えてしまいます。そういう反応は身体では炎症として出てきます。 陰部湿疹は、男性ホルモンや女性ホルモンの影響を受けやすく、また場所的にも細菌感染しやすいうえに皮膚のバリアー機能が弱くて起こる湿疹です。糖鎖栄養素を補うことによりホルモンのバランスが正常に働き、陰部湿疹体質を改善できるのです。
④天然の安全な強酸性で殺菌していきます
陰部湿疹は、カンジタ、白癬菌、トリコモナスなど雑菌などにより炎症や痒みを起こすケース、場所的にむれやすく刺激を受けて湿疹が慢性化した場合など、湿疹ができやすい条件がそろっています。 また陰部湿疹や敏感肌の方は、皮膚表面上の常在菌(黄色ブドウ状球菌・大腸菌等)が一般の方が10~20%存在するのに対して、50~100%存在し、これが炎症や痒みやひっかきの原因となっています。したがって、皮膚に刺激を与えずに、殺菌・消毒をして、清潔にすることが大切です。 特にむれている部分には、雑菌が増殖していますので、悪化させないためにも殺菌は必ずするようにして下さい。 「陰部湿疹の対策法」の4番目は天然の強酸性のもので皮膚を殺菌・消毒していきます。これにより、感染症を防ぎます。
⑤ 傷んだ皮膚を修復します
炎症やひっかいて傷めた皮膚は、早急に修復する必要があります。 天然の強酸性のもので皮膚の殺菌をしていても、皮膚が修復しなければ、手に触れたものに刺激を受けて、また悪化する、の繰り返しになってきます。私たちの皮膚はタンパク質でできていますので、材料であるアミノ酸を補うこと。 この対策では、体の中と皮膚表面からアミノ酸を補給して、皮膚を修復していきます。 皮膚を修復すると、バリア機能が正常に働くようになってきます。
⑥ 温泉入浴を行います
陰部湿疹の方は、「お風呂に入れば、痒みが強くなるから入りたくない」という人も少なくはありません。お風呂で痒くなるという方は、温度をちょっと高めにしていませんか? 40℃以上の高温の入浴は、肌の乾燥をまねいてしまうので、痒くなるのです。 37~39℃のぬるめの温度にすれば、血流がよくなって体も温まり、代謝能力がアップしてきます。 代謝がアップすれば、体に溜まったステロイドなどの有害物質を排泄する力が高まってきます。また入浴は皮膚を殺菌するとともに悪い菌を洗い流す働きもあります。 「陰部湿疹対策法」の最後は、自宅で手軽に入れる温泉療法です。
温泉の効能
① 新陳代謝を良くして皮膚の角質を、早く正常に戻してくれます。
② 皮膚を湯につけると角質層の細胞間脂質やたんぱく質がどんどん溶け出すためガサガサになりますが、温泉入浴はお風呂に入る前と同じ皮膚水分量が保たれます。
③ 自律神経を安定させ、ぐっすり眠れるようになります。 睡眠不足は皮膚の代謝周期を悪化させます。
④ 強酸性で、殺菌効果があり、感染症を防ぎます。
※特にステロイドを長期塗っている方は、感染症になりやすいのでしっかり入浴する事が大切です。
長い間悩んでいた陰部湿疹から、この6つのステップで脱出してみませんか?
慢性皮膚病相談35年の経験を生かして、 私たちが最後まで応援します。