(アトピー薬塗り方)ステロイドを知れば、ステロイド軟膏の「安全な使い方」もわかる

ステロイドって?

私たちの体の中にあるホルモンです。

ス テロイドは人体の副腎が、ストレスなど起こったときに分泌されるホルモンで重要なもので、私たちの体の中にあるホルモンの一種で副腎皮質という器官から分泌されていて副腎皮質ステロイドホルモンと呼びます。

体の中から自然に起こったステロイドは何の問題もありません。

薬品としてのステロイドは人工のものです。

化学薬品のステロイド剤は、副腎皮質という内分泌器官から分泌されるホルモンと同じ構造をもった物質です。

化膿止め、ステロイド軟膏は一時的に抑える効果があります。

アトピー性皮膚炎にステロイドが効果があるのは、ステロイドに免疫を抑える力があるからです。

アレルギーの元である免疫を 抑えてしまうので炎症は止まるのですが、

細菌や雑菌などが体に侵入してきた時に、体の敵を攻撃する免疫反応が起こらなくなります。

免疫反応は命を守るために必要なものですが、それが過剰になりすぎて、アレルギーとなっているのです。

ステロイドが効くわけ

ステロイドが効くのには2つの理由があります。

抗炎症作用と免疫抑制作用です。

ステロイド軟膏の安全な使い方

ステロイド剤を長く使い続けると、副腎のホルモン分泌を低下させてしまいます
長期になると副腎そのものの働きが悪くなることも考えられます。

強いステロイド軟膏でしたら2週間~3週間以内であればまず副作用はありません。

ステロイド剤を安全に使うには、短期的にサッと使い症状を見ながら次の弱い薬に替えていく事です。

また1日2回から1回に、2日に1回と徐々に減らしていけば問題はありません。

ステロイドの強度

ステロイド強さ ステロイド剤の製品名
ストロンゲスト(最も強力)デルモベート
ジフラール
ダイアコート
ベリーストロング(かなり強力) フルメタ
アンテベート
リンデロンDP
マイザー
ビスダーム
パンデル
ストロング(強力)エクラー
メサデルムー
アドコルチン
リンデロンV
ベトネベート
フルコート
ミディアム(中程度) リドメックス
レダコート
アルメタ
キンダベート
ロコイド
ウイーク(弱い) プレドニゾロン

 

※フルコートF 薬局(株)田辺三菱製薬 編集 より参照

使用するステロイドの目安

  1. 顔→ミディアム(中程度)
  2. 体→ストロング(強力)
  3. 手足先端→ベリーストロング(かなり強力)薬を用いる事もあります。

ステロイドを処方すると

その部分の免疫反応、アレルギーが起こらなくなり、皮膚細胞の活性化が停滞してしまいます。

免疫反応が起こらなくなるということは、体の防衛機能が働かなくなり、皮膚の細胞は弱くなっていきます。

細菌にとって 極めて感染しやすいのです。

アトピー性皮膚炎は皮膚の感染だから免疫がなく、粘膜が弱っている皮膚は新たな細菌に感染して症状が広がるという悪循環が起こることが多いのです。

ステロイドは本来、体の緊急時に副腎が分泌するものです。

そのため健全な体はストレスなどの緊急時に備えて、いつでもステロイドが出せるように待機しています。

  • 腎臓は生まれ持った命を左右する重要な働きがある臓腑です。
  • 生殖機能、骨、ホルモンすべてを副腎が司っています。この機能が落ちると免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり色々な病気の引き金になります。
  • 体が人工のステロイド軟膏などを常用すると体力、本来備えている緊急に置ける対応の必要が薄れてきます。
  • ステロイドを外から供給されるので緊急対応の必要がなくなって、本来の副腎が働かなくなってしまうことがある。これが一番怖いことです。
  • 長い期間常用すると体がステロイドを分泌することをだんだん怠けてしまうことがあります。
  • 慢性の喘息の方などはステロイドの吸引がないと呼吸困難で命に関わることがある。こんな方にはステロイドは命の薬です。

 

 

 アトピーとステロイド軟膏

  1.  軟膏だけの一時しのぎは、治しているのではありません。
  2. アトピーの方は体の中の微量元素、ビタミン、必須アミノ酸等、肉体を作る大元のタンパク質の原料が体の中に不足します。

 

アトピーと栄養素

アトピーの症状は、ホメオスターシスの乱れで、体そのものを作る栄養素の不足です。

栄養療法

栄養療法をすることにより、粘膜を強くします。

ビタミンA=βカロチン、ビタミンC、アミノ酸、カルシウム、植物繊維鉄、亜鉛、マグネシウムをしっかり摂ります。

タンパク質に対するアレルギーが起こる

腸壁で異物である抗原=タンパク質に対するアレルギーが起こっているため

腸壁の細胞は破壊されています。

アレルゲン、タンパク質が血中に流れていって細胞膜の弱い皮膚のところでアレルギー症状が起こってしまいます。

腸壁がしっかりしていないと肥満細胞があってアレルギー反応を起こします。

アレルギー反応が起こると

体がアレルゲンと接触してアレルギー反応は皮膚に現れます。

無意識に掻き始めて皮膚を傷つけ、傷口から細菌が感染して本格的な皮膚炎になります。

ステロイド剤を安全に使うには、短期的にサッと使い症状を見ながら次の弱い薬に替えていく事です。
また1日2回から1回に、2日に1回と徐々に減らしていけば問題はありません。