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犬のニキビダニ症

ニキビダニ症(毛包虫病)

ニキビダニの寄生によって起こる皮膚病です。脱毛が起こり、皮膚が変色します。ひどくなると、ニキビのように膿がたまった発疹ができたり、水泡ができます。 ニキビダニ症は、別名毛包中症やアルカスとも言われています。

かかりやすい犬種
ビーグル、チワワ、ダックスフンド、ダルメシアン、ドーベルマン、ピンシャー、グレート・ピレニーズなど

〔原因〕

ニキビダニは健康な犬にも多少寄生していますが、ふつうは抵抗力があるため、大量増殖することありません。 大量増殖するのは、たいてい免疫力の弱い生後4~9か月程度の子犬です。生後間もないこいぬがおっぱいを飲むときに母犬から感染すると言われています。また、成犬であっても、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症などで抵抗力が弱くなった時に発疹しやすくなります。

ニキビダニ症
ニキビダニ症

〔病状〕

大量増殖したニキビが毛根をおかすために、初期には脱毛が起こります。皮膚の変色もみられます。脱毛だけのごく初期には、あまりかゆがりません。しかし、進行するとニキビのように膿をもって皮膚がただれることもあり、こうなるとかゆみが強くなります。母犬からおっぱいを飲むときに感染することから、目や口の周囲などの顔から発症するケースが多くみられます。次第に患部が広がると、頭や背中、腰、肛門周囲、下腹部など全身に広がると、赤い水泡ができたり、色素沈着による皮膚の黒ずみ、皮膚の肥厚も現れます。

〔治療・予防〕

ニキビダニを殺す効果のある抗生部質を内服させます。 これと並行して殺ダニ剤で薬浴をして徹底してダニを排除します。治療には長期間時間がかかりますが、根気よく続けてください。ニキビダニは子犬や若い犬に多く見られますが、近年では、10歳以上の高齢犬にもみられます。高齢犬になると、一般になおりにくくなります。

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