ホルモン異常による皮膚病
甲状腺機能低下症による皮膚病
かかりやすい犬種
アイリッシュ・セッター、アフガン・ハウンド、ゴールデン・レトリバー、シュナウザー、シャーペイ、ダックスフンド、ドーベルマン、ピンシャー、ニューファンドランド、プードルなど
原因
何らかの原因で甲状腺が破壊されたり萎縮したり、あるいは下垂体からのホルモンの分泌が減少することによって、甲状腺ホルモンの分泌量が低下するために起こります。
症状
甲状腺ホルモンは毛の発育を助けるホルモンです。このホルモンが不足するために、毛が切れたり、抜けやすくなります。毛ヅヤも悪くなります。脱毛はお腹がわに多く、首、胸、しっぽなどに左右対称にみられ、次第に進行します。
かゆみはありません。
治療
甲状腺ホルモンの不足が原因ですから、そのぶんを薬で補うホルモン療法が治療の中心となります。