小児アトピー性皮膚炎の知識

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小児アトピー性皮膚炎の知識

皮膚というのは内臓に関係のない表面だけの臓器ではありません。皮膚は筋肉と内臓を包んで人間の外容を形成し、その人に人格を与えます。 全身のアトピー性皮膚炎になりますと、人の顔もまともに見ることもできず、人間形成が阻害されます。内臓の力も弱くなり、疲れやすく根気のない性格を形成することになり
ます。
アトピー性皮膚炎の基準

Ⅰの基準 強い痒みがある。 成人では肘や膝の内側の皮膚が厚くなり、しわが深くなる。 本人の家族や親戚に気管支喘息、鼻アレルギー、アトピー性皮膚炎の人がいる。また過去にいたことがある。

Ⅱの基準 皮膚が乾燥している。 チリやダニや食物に対する皮肉反応が陽性である。 IgEが異常に高い数値である。 手足に湿疹が起こりやすい。 口唇炎がある。 下まぶたの皮膚が腫れている。 汗をかくと痒みが強くなる。

アトピー性皮膚炎の経過

乳児期アトピー性皮膚炎(02才) 生後23週間後から35ケ月の間に発病してきます。

(特徴) 頬と肘の外側の赤くただれた湿疹。痒みが強く、手でひっかいたり顔を衣服にこすりつけたりして悪化させる。 母乳、人工栄養児ともに発症率は一緒。重い病状は人口栄養児の方がはるかに多い。治るのに数ヶ月~12年。アトピーの素質が強く生まれついているため、小さい体の割りに治りが悪い場合もある。

小児期アトピー性皮膚炎(310才) 小児期アトピー性皮膚炎は病状が慢性化してしまっている。

(特徴) 皮膚が厚くなり、乾燥してきて、ところどころに赤くただれた急性症状が出る。えり首、肘と膝の内側、手首、足首の皮膚が厚くなり、ただれているのは重症。ものすごい痒み。手首、足首に湿疹がないのは中等症。えり首と肘、膝の内側だけのは軽症。全治6ケ月~1年半 ※乳児期に何でもなく小児期に入って発病してくる場合、遺伝によるアレルギーの素質は乳児期から発病した子供よりも軽い。 食生活、家庭内環境が悪化の一途。乳児期より発病した患者より早く治る。 小児期に治らない人は次の成人期アトピーに移行する。 皮膚に弾力を失ってしまっている。

成人型アトピ-性皮膚炎(12才以上) 成人型アトピー性皮膚炎の症状は、小児期アトピ-性皮膚炎を更に慢性化した形となり皮膚は厚く硬くなります。

(特徴) 皮膚炎の範囲も拡がり、手の平と足の裏の皮膚も厚く固くなります。痒み、ふけも大変です。原因を取り切れないで、再発を繰り返してきた結果です。治る見込みも見出せず、精神的にも肉体的にも耐え難い日々が続きます。

アトピー性皮膚炎の原因 アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎の一つです。 (アレルギー性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の関係)

アレルギー性皮膚炎 虫刺症  じんま疹  金属アレルギー  アトピー性皮膚炎  その他

〇両親から受けついだ遺伝の病気 

喘息・鼻アレルギー⇒アレルギーが90%が関与 アトピー性皮膚炎⇒アレルギー関与は10%、他の90%は環境 環境を変えるだけで90%治る。 環境とは⇒過食、親子間の異和感、かびの生えやすい家屋構造 ○抗原と抗体 (抗原)チリ・ダニ・杉花粉等、体内に入ってくる異種タンパクで その人 にアレルギーを起こす物

抗原の侵入口 チリ・ダニ・杉花粉のような吸入抗原⇒目の粘膜、鼻から気管にかけての粘膜と皮膚 食物⇒口から腸までの消化管粘膜と皮膚

②どんな形で侵入するか⇒抗原は固形のままで体内に入ることはできません。水に溶けることが必要。

③そのタンパク質が新鮮であること。

④空気中のアレルゲンは、鼻水に溶けて鼻の粘膜から吸収  チリ、ダニ等の吸入抗原も汗に溶けて皮膚から吸収 (抗体)アレルギー素質を持った人が、自分の体内に入ってきた異種タンパクを容認できないで、そのタンパク質から自分を守ろうとして作ったもの

食物アレルギー アレルギーで一番強いのはそば次は卵白と牛乳 images417YN2LH (牛乳アレルギー) 牛乳蛋白=カゼイン、乳しょう共に分子量2万前後 6kgの乳児が11,000mlの牛乳を飲むとします。

60kgの大人が11,000mlののパック牛乳を10本飲む計算。乳児がいかに大量の牛乳を飲んでいるか。 乳児の胃も腸もまだ充分に成熟しておりませんから、消化も充分出来ません。腸の粘膜も隙間が多く、牛乳は楽々と腸を素通りして体内に入ってしまいます。アトピーの素質のある赤ちゃんはマスト細胞の多いところからアレルギー性の病気を起こします。 胃腸、気管、皮膚に起こっていく。

食物制限の仕方 卵白の制限

卵白 鶏卵、うずらの卵、全部ダメ

大豆の制限 大豆アレルギーは皮肉検査と血液の特異的IgE抗体の測定でも見つけるのがむずかしい。専門医にまかせる(普通30%くらいしかわからない)。 豆類すべて、コーヒー、チョコレート、サラダ油、マーガリン、一部生クリーム、ピーナッツ、サラダドレッシング、納豆 みそ、しょう油等、熟成発酵したものは良い。

小麦制限  グルテンの入ったものは不可。チョコレート不可。

○米の制限 米、米油は不可。米酢、米焼酒はよい。 食物アレルギーは120度以上の熱に直接あたためれば大丈夫。 ○そば制限 絶対に気をゆるめてはならない。死亡率が一番多い即時型アレルギーで即死することが稀でない。

そばアレルギーの検査をしたり、治療するのは大変危険。 ○魚の制限 魚でアトピー性皮膚炎が起こることは普通はない。蕁麻疹は起こる。

★食物は新鮮な生き生きした食物ほど強いアレルギーを起こす。 みそ、醤油のように長い間寝かせて変質させたものはアレルギーを起こす力はない。 MH900427769

新生児のアトピー性皮膚炎

  母乳栄養児 アトピー発症率 0,2% 混合栄養児 アトピー発症率 0,5% 人工栄養児 アトピー発症率 3,5%

(理由)

母乳は赤ちゃんにとって同種タンパク質なので、アレルギーを起こしにくい。

赤ちゃんが自分の免疫力を身につけるまでの間、母乳という非アレルギー食を与えられて保護されていることはとても良いことです。

母乳は低カロリー食。人工栄養児はとかくカロリーが多すぎるうえ、離乳食を早めがちになる。母乳はできることならお誕生日まで補足的にでも与えた方が良い。

赤ちゃんは最初6ヶ月は母乳だけにし、牛乳補給と離乳食は6ヶ月過ぎて与える。 (妊娠中の食物制限)

アトピー性皮膚炎のない赤ちゃんを出産することができるか? ①妊娠して食物制限する期間は妊娠最後の3ヶ月間 ②制限する食物は牛乳、卵白、大豆、小麦 牛乳、卵白、小麦は胎盤を通して胎児に移行する。 乳幼児の牛乳アレルギーの発生率は13%、残りの9997%の赤ちゃんは牛乳アレルギーになりません。

【赤ちゃん(乳児)の湿疹 赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は80%は2才までに治り、中学生以上に持ち込むのは5%。2才までに、体の成長につれて、自前の免疫機構が完成し、胃腸の機能も完成。食べた物を充分消化しうる力ができる。

①脂漏性湿疹 生後2週間ぐらいから出る。 人工栄養児に多い⇒飲食による栄養過多。ミルクの飲ませすぎ。離乳食の早期開始。 黄色ブドウ状球菌の感染説

②乳児アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎の急性発症期で、赤くじゅくじゅくと腫れた症状が主体。痒みが非常に強い。2年で跡形もなく治る。その間色々しすぎて治らなくなる。 ○よく間違えられる乾皮症=体の一部が、広い範囲でカサカサしている病気。 オリブ油やホホバ油をつけて様子をみる。 気をつけなければならないこと⇒体を清潔にする。家の中の掃除。肌着をこまめに取り替える。 ※乳児アトピー性皮膚炎の85%が2才までに治る。

③日光性皮膚炎 頬が赤みをおびてカサカサしてくる。 脂漏性湿疹と合併すると、顔中湿疹だらけとなり、重症のアトピー性皮 肌炎と思い、ステロイド軟膏を塗り続けるのが悪化の原因。赤ちゃんを外に出しすぎ、炎症が出る。

起きる女性

 

 

           

 

 

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